幼児の体操教室

 幼児教育の1つに最近では、幼児体操教室というのがあります。わたしたちが子供の頃は、そんな幼児の体操教室なんてものはなかったという人も多いかもしれませんね。昔の「教室」といえば、数学や英語など「お勉強」に関するものが主流だったように思います。幼児の体操教室で学ぶことの例としては、跳び箱・縄跳び・マット運動・鉄棒・フラフープ等があるようです。 幼児(子供)といえば、「外で体を動かして遊ぶのが大好きなもの」というイメージを私はもっていましたが、現代は必ずしもそうではなく、運動が嫌い、外で遊ばないという幼児も増えています。これは、テレビゲームなど家の中で運動せずに遊べる道具が増えてきたことも理由の1つでしょうが、幼児が被害者となる犯罪の多発で、親が安心して子を外で遊ばせることができないといった実態も関係しています。 幼児の体操教室は、こういった社会変化からくる要請もあって、最近は特に親から注目されています。どんな人生を歩くにしても、体力や運動神経はあるにこしたことはありません。また身体や臓器の成長は、子供の頃の運動量で左右される部分もあります。子供の頃あまりにも運動しなかったため、大人になっても心臓の大きさは子供サイズ=成長しなかったというケースもあります。 また、悲しいことに、子供とどう遊んでいいかわからないと悩む親も最近多く見られるため、幼児の体操教室には、そういった親の苦手な部分を補足し、親の不安をほぐす役割もあるようです。