幼児の音楽教室

 幼児教育というものはいろいろなものがありますが、その一つに「幼児向け音楽教室」というものがあります。人の音感がもっとも発達するのは4歳~5歳くらいといわれています。そのため、「ピアノなどの楽器を習い始めるのは、幼児期からでないと遅い」とまでいわれています。 幼児の音楽教室では、まずいろいろな音楽をたくさん聴くことから始まります。音楽は「聴く」ことから始まるといわれ、その人が将来音楽家になれるかどうかは、幼児期にどれだけ多くの音楽を聴いたかで決まるともいわれます。と言っても、音楽家にしたいと思って、音楽教室に通わせる親はそんなにはいないと思います。 幼児向け音楽教室で音楽に触れることを通して、子供たちは聴き、歌い、感じ、踊るなど、のびのびと心を表現し、豊かな心を自然と形成していくことができます。音楽は、人の心を豊かにする力をもっています。 幼児向け音楽教室を選ぶ時には、楽しく音楽に触れ合えるようなカリキュラムのところを選ぶといいでしょう。音楽教室に通う以上、正確に音程をとれるようになることも重要ですが、音楽が「音を楽しむ」と書くように、子供たちが音楽を楽しめることが一番だと思います。たくさん童謡などを歌ったりすることは、日本語をたくさん覚える機会ともなります。メロディにのった歌詞というのは歌いやすく覚えやすいからです。また、童謡には季節感のあるものも多く、あふれるような情緒を同時に養うこともできるでしょう。楽しく歌うことで、子供たちの感性はいっそう磨かれていきます。 幼児向け音楽教室に通えば、即、豊かな心をもつ子供に育つというものではなく、いかに抵抗感なく音楽に親しんでいけるかが重要といえるでしょう。